一次情報のない記事は、信頼されない
E-E-A-T Explained: The SEO Basics You Need to Know
「E-E-A-Tを意識する」という言葉は、SEOの現場で当たり前のように使われるようになりました。しかし、E-E-A-Tが具体的に何を指し、なぜ重視されているのかを正確に説明できる人は、意外と多くありません。今回は、Googleの公式情報や最新のガイドライン更新をもとに、SEO担当者が最低限おさえておきたいE-E-A-Tの基本を整理していきます。
目 次
- E-E-A-Tとは何か
- なぜ2022年に「経験(Experience)」が加わったのか
- E-E-A-Tは「ランキング要因」ではない
- YMYL領域で特に重視される理由
- AIが書いたコンテンツはE-E-A-Tを満たせるのか
- 現場で今日からできる対応
- まとめ
読了目安:約8分 / 約4,200字
E-E-A-Tとは?
E-E-A-Tとは、GoogleがWebサイトの品質を評価する上で、特に重要視している4つの要素の頭文字をとったものです。
- Experience(経験)
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
2022年のアップデートで、新たに「経験(Experience)」が追加され、E-E-A-Tとなりました。
Googleが検索品質評価者向けに公開している「検索品質評価ガイドライン」の中核をなす考え方です。中でもTrust(信頼性)は他の3要素の土台となる、最も重視される軸として位置づけられています。
これは、実際に体験した情報や経験に基づいたコンテンツが、より高く評価されるようになったことを意味します。
出典:theguidex.com「Google Quality Rater Guidelines Explained」
このガイドラインは、Googleが世界中の契約評価者に配布している資料で、ページの品質を評価する際の判断基準として使われています。評価者がつけたスコアは検索順位に直接反映されるわけではなく、Googleのアルゴリズムを学習・改善するためのデータとして活用される仕組みです。
なぜ2022年に「経験(Experience)」が加わったのか
E-E-A-Tは、もともとE-A-T(専門性・権威性・信頼性)という3つの要素で構成されていました。そこにGoogleが2022年12月、新たに「Experience(経験)」を追加し、現在のE-E-A-Tという形になりました。
出典:keywordseverywhere.com「Google E-E-A-T Guidelines: an Overview」
この経験という軸は、実際にその商品を使った、その場所を訪れた、その体験をしたという「一次情報としての実体験」を指します。専門家による解説であっても、実際に使った人の声がなければ伝わらない説得力があるという考え方が、この追加の背景にあります。
E-E-A-Tは「ランキング要因」ではない
E-E-A-Tについて広く誤解されているのが「E-E-A-Tのスコアを上げればランキングが上がる」という捉え方です。実際には、E-E-A-Tという単一のスコアがアルゴリズム内に存在するわけではなく、あくまで人間の評価者が品質を判断するための「枠組み」として機能しています。
出典:imarkinfotech.com「E-E-A-T Explained: Google’s Quality Standards Guide」
とはいえ、評価者のスコアがアルゴリズムの学習データとして使われる以上、E-E-A-Tを軽視してよいという意味では決してありません。むしろ「直接の順位操作
はできないが、長期的な評価の土台になる」という理解が実務上は正確です。
YMYL領域で特に重視される理由
E-E-A-Tは、あらゆるコンテンツで一律に同じ重みを持つわけではありません。特に重視されるのが、健康・お金・法律・安全など、誤った情報が読者の人生に重大な影響を与えうる「YMYL(Your Money or Your Life)」と呼ばれる領域です。
出典:incremys.com「Google E-E-A-T: The Complete Guide」
【追記】2025年のガイドライン更新では、YMYLの定義が市民生活や選挙に関する情報にまで拡張されました。扱うテーマがYMYLに該当するかどうかを意識することは、コンテンツにどこまで厳密な根拠や監修が必要かを判断する上で欠かせない視点です。
AIが書いたコンテンツはE-E-A-Tを満たせるのか
生成AIを使った記事制作が一般化する中で、「AIが書いた文章はE-E-A-Tの評価を下げるのか」という疑問もよく聞かれます。Googleが2025年12月に更新したヘルプフルコンテンツに関する指針では、AIの利用そのものが問題ではなく「誰が」「どのように」「なぜ」作ったかという観点で判断されるとされています。
出典:imarkinfotech.com「E-E-A-T Explained: Google’s Quality Standards Guide」
具体的には、専門家によるレビューがあること、独自の知見やデータが含まれていること、記事の正確性に責任を持つ実名の著者がいること、検索ボリューム目当てではなく実際のユーザーの意図に応えていること、といった条件を満たせば、AIを活用したコンテンツであってもE-E-A-Tの観点で評価される余地があるとされています。
現場で今日からできる対応
【追記】E-E-A-Tを高めるための取り組みは、大がかりな施策よりも、地道な積み重ねが中心になります。著者情報を明記し、実績や専門性が伝わるプロフィールを整備すること。可能であれば実際に使用した写真や検証結果など、一次情報を記事に盛り込むこと。外部からの言及や引用など、第三者からの評価が積み重なる状態を作ることなどが、具体的な取り組みとして挙げられます。
出典:chapters-agency.com「E-E-A-T Standards in 2026」
一方で、E-E-A-Tさえ整えれば上位表示されるわけではない点にも注意が必要です。検索意図に応えていない記事は、どれだけ著者情報や専門性を整えても評価されません。E-E-A-Tは、あくまで「検索意図に応えた上での」品質評価の一部であるという位置づけを忘れないことが大切です。
まとめ
E-E-A-Tは、Experience・Expertise・Authoritativeness・Trustの4つの頭文字からなる、Googleの検索品質評価ガイドラインの中核的な考え方です。直接のランキング要因ではないものの、長期的な評価やAI検索での引用のされやすさに影響する枠組みとして、その重要性は年々増しています。
特にYMYL領域を扱うサイトや、AIを活用したコンテンツ制作を行っている現場では、著者の透明性や一次情報の有無を意識することが、これまで以上に重要になっています。まずは自社サイトの著者情報や実績の見せ方から、見直しを始めてみるのがおすすめです。
SEO施策の見直しやコンテンツの品質改善について相談したい場合は、ゲツコーギルドまでお気軽にご連絡ください。
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出典一覧
theguidex.com「Google Quality Rater Guidelines Explained (E-E-A-T, YMYL, 2026)」
https://theguidex.com/google-quality-rater-guidelines-summary
Keywords Everywhere Blog「Google E-E-A-T Guidelines: an Overview (2026 Playbook)」https://keywordseverywhere.com/blog/google-e-e-a-t-guidelines-an-overview/
SEO-Kreativ「E-E-A-T Guide 2026: Trust Signals, AI Overviews & Rankings」
https://www.seo-kreativ.de/en/blog/e-e-a-t-guide-for-more-trust-and-top-rankings/
Incremys「Google E-E-A-T: The Complete Guide (2026 Edition)」
https://www.incremys.com/en/resources/blog/eeat
iMark Infotech「E-E-A-T Explained: Google’s Quality Standards Guide」
https://www.imarkinfotech.com/e-e-a-t-explained-ultimate-guide-googles-quality-standards/
John E. Lincoln「2026 Google Search Quality Rater Guidelines Compliance Checklist」https://johnelincoln.com/google-search-quality-rater-guidelines/
Chapters Agency「E-E-A-T Standards in 2026」
https://chapters-agency.com/blog/seo-blog/guide-to-e-e-a-t-standards-in-2026
作成日: 2023.12.15
更新日: 2026.08.05
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木村ロキ
江戸下町産。WEBプロデューサー兼CEO。東日本大震災をきっかけに、場所や時間を選ばないクリエイターの働き方を体現するべく、慣れ親しんだ東京を離れ、瀬戸内海の離島へと移住。またフリーランスの地位向上と理想的なweb制作集団を構築するために、女性制作ギルド 秘密結社キユリアス(Qrious)を立ち上げるほか、地方創生や地域活性化、クリエイターの育成や再生、再起に注力し、現在3つのクリエイティブ・ギルドと1つの再生プロジェクトを運営。ボーラーハットがトレードマーク。現在は離島から東京へと戻り、新たなステージを構築中。